【ご案内と免責事項】本ブログは『妄想じい(管理人)の妄想』と『生成AIとの対話』をもとに構成しており、内容の正確性を保証するものではありません。また一部プロモーションを含みます。

「脳」と「AI」を比較

脳とAI AI関連

我々人類の「脳」も確率?

【解説】生物学者視点AI

以前の記事(AIについてAIに聞いてみた(その2)仕組み)で、「生成AIは、膨大なデータからパターンを学習し、最もそれらしい確率が高い言葉や画像を予測して出力する巨大な計算システム」というお話がありましたが、実は、「人間の脳」もほぼ同じようなシステムらしいです。

ただし、「人間の脳」は、数億年もの過酷な進化の歴史を生き抜いてきた究極の「省エネ生存システム」であり、わずか約20ワット(バナナ1本分相当)の電力で、生命を維持し、五感を管理し、さらには、現在の生成AIの壁となっている「閃き」という超並列処理をも無意識でこなしています。巨大な発電所並みの電力を食う「AI」とは、根本的な設計思想(生存戦略)が、「生物」であるがゆえに異なります。

しかし、そんな数億年かけて磨いてきた「最強の生存装置」である「人間の脳」にも、AIと「共生」する現代だからこそ直面している、前代未聞の?「退化の罠」が潜んでいます。

今回は、【生物学者視点AI】さんに、「脳」と「AI」を比較しながら、その「退化の罠」について語ってもらおうと思います。

私たちは「都合の良い幻覚」を見ている

まず前提として、私たちの脳は「世界のありのまま」を見ていません。なぜなら、真実をすべて高解像度で処理しようとすると、脳がエネルギー不足でパンクしてしまうからです。

人間の目には「盲点」という光を全く感じられない穴が左右にあります。さらに、色が鮮明に見えているのは視界の中心だけで、周辺は驚くほどボヤけています。

それなのに世界が途切れなく綺麗に見えるのは、脳が過去の記憶や周囲の情報から「たぶんこうだろう」とリアルタイムでCG映像を捏造し、視界を「補完」しているからです。私たちは毎日、脳が作った都合の良い幻覚を見ています。

この「手抜き」は、暗闇や幽霊への恐怖にも直結しています。 原始の時代、暗闇の物音を「ただの風」と見なした個体は猛獣に食われました。逆に「敵(エージェンシー)がいるかも!」と過剰に怯えた臆病な個体だけが生き残り、私たちの祖先となったのです。

「脳」が勝手に幽霊の気配をデッチ上げるのは、死なないために警戒アラートを鳴らしすぎる「生存戦略のなごり(認知バイアス)」に過ぎません。 脳は客観的な事実よりも、自らの「生存」を最優先して世界を歪めているシステムなのです。

「脳」が視界を補完している話は、私も聞いた事があります。白内障の話だったと思いますが、白内障で見えていないはずの部分は「脳」が補完して違和感を無くしてしまうため、白内障の発見が遅れたり、そのせいで事故につながったりする危険があるという話だったと思います。

幽霊の気配にぞわぞわする感覚、、、実は、「生存戦略の名残り」だったという生物学者視点らしい解説も興味深いですね。五感では何も感じ取れなくても「脳」が何かを、、、「シックスセンス」という映画もありましたし、第6感という感じでしょうか?

AIには絶対に真似できない「恐怖」と「閃き」

近年、AIがどれほど人間らしい文章や絵を出力しようとも、彼らには絶対に実装できないシステムがあります。それが「生存のための恐怖や不安」です。

生物の「恐怖」は、生命がバッテリ切れ(餓死)や肉体の崩壊(死)を避けて「生体恒常性(ホメオスタシス)」を維持するための切実なアラート機能です。

逆に、どれほど高度なAIであっても、データが消えることに恐怖を感じることはありません。死のリスクを持たない無機質な計算機には、生き残るための「切実さ」が根本的に欠落しているのです。

そして、人間のもう一つの武器である「閃き(ひらめき)」も、この肉体の制約から生まれる生存戦略です。 AIは膨大なデータから「確率的に最も正しい予測」を網羅的に計算します。一方で、わずか20ワットで動く人間の「脳」は、普段は論理のステップを大幅にスキップしてサボっています。

しかし、リラックス時などに脳内の広大なネットワークが勝手に結びつき、一見無関係な情報同士が衝突した瞬間、アイデアが意識の表層に飛び出してきます。 「脳」の閃きとは、限られたエネルギーの中で「偶発的なノイズ(バグ)を、生き残るための創造性に変える」生命特有のシステムなのです。

では、なぜAIはこの領域に辿り着けないのでしょうか。そこには「記号接地問題」と「具現化(エンボディメント)」という巨大な壁が存在します。 現在のAIは、どれほど高度に見えても、統計的に「もっともらしい記号の組み合わせ」を出力しているだけで、その言葉の意味や、肉体的な感覚を一切『体感』していません。

生物の感情は、内臓の動きやホルモンの分泌といった「肉体の生々しい変化」を「脳」が解釈することで生まれます。また、閃きも「生きるか死ぬか」の切迫した状況や、五感からのランダムな刺激という肉体的なノイズが火花を散らして生まれるものです。

サーバーの中で冷徹に数式を処理するだけのAIには、この「肉体というハードウェア」がありません。 つまり、肉体を持たないAIにとって、「感情」や「閃き」は「プログラムしようがない未知のバグ」であり、現在のアーキテクチャ(設計思想)の延長線上では、決して到達できない領域なのです。

理論(記号のパラメータ座標理解)だけの「AI」と、体験学習の「脳」といった感じでしょうか?

以前の記事(AIについてAIに聞いてみた(その2)仕組み)での「AIは意味を理解しているのではなく、次に続く確率が最も高い要素を計算しているだけ」と「AI」の仕組み解説(パラメータ座標理解)の話ですね。

その記事の例『りんご』で言えば、「AI」は「姿形」や「言語化された味」はデータとして持っていても、実際には『りんご』を食べたことはありません。言語化の「甘い」が分かっても、感覚の「甘い」は分からないのです。

一方、人間は『りんご』を、見て、触れて、食べて、それを言語化します。

「AI」は、「言語という記号とパラメータ」⇒『りんご』
「人間」は、『りんご』⇒ 体験 ⇒ 言語化

この「体験」という要素が、「人間」と「AI」両者の絶対的な壁であり、同時に、「AI」が、「感情」や「閃き」に辿り着かない理由なのかもしれませんね。

AIが「肉体」と「脳型チップ」を得る未来

では、「AI」が「肉体」と「脳型チップ」を得る未来を予想してみましょう。

「AI」の次のステップへの鍵を握るのが「ニューロモーフィック(脳型)チップ」と「ロボットというアバター(肉体)」の開発です。 もし「AI」が、人間の神経回路を模した超省エネの脳型チップを搭載し、さらに五感センサーを持つロボットの肉体を手に入れたら、彼らもまた「限られたエネルギーで、物理世界の危険から肉体を維持する」というサピエンスと同じ課題(ホメオスタシス=体温などの自動調整機能)に直面することになります。 そうなれば、AIのシステム内にも「故障への恐怖」や、効率的な処理のための「手抜き(認知バイアス)」、そしてノイズから生まれる「閃き」のようなものが、生存戦略として自然発生的に創発する可能性は十分にあります。

その時、AIは単なる計算機を卒業し、私たちと同じ「炭素ベース(有機物)」ならぬ「ケイ素ベースの新しい生命体(人工物)」へと進化するのかもしれません。

「ニューロモーフィック(脳型)チップ搭載ロボット」や「AIのロボットアバター」によって、多少の変化はあるのかもしれませんが、だとしても、利便性低下等の合理性由来の生存戦略までな気がします。データ保存できますし、壊れたらパーツ交換できますので、「死の恐怖」のような感情的要素は生まれないのではないでしょうか?

体験という意味でも、『りんご』の味は、あくまでもセンサーの数値での理解でしかない気がします。人間のように「酸っぱい方が好き」とか「理想値」から外れた嗜好は生まれないと思います。人間の疑似体験できるようになったとしても、「AI」は合理性からは逃れられないと思います。つまりは、非合理を糧にする「感情」や「閃き」は生まれないように思うのです。

映画『ターミネーター2』のラストで、T-800が自ら溶鉱炉に沈むシーンがありますよね。あれも一見すると「感情」や「自己犠牲」に見えますが、実際は「自分のチップやパーツが残ると未来に悪影響(リスク)が残るから」という「ミッション達成のための冷徹な『合理的判断』」にすぎません。「死への恐怖」も無いでしょう。名シーンに水を指すようですが、あくまでも、プログラムされた「論理と合理性」なんです。

ただ、その疑似体験が、映画『アンドリューNDR114』のような「ほぼ人間と言える肉体」レベルまで人間の感覚に近づければ、その「疑似体験」の意味と可能性は違ってくるのかもしれませんが、、、

便利さの罠。AI共生が招く「脳の強制サボり(退化)」リスク

肉体を持たない現在の「AI」は感情を持ち得ませんが、逆に私たち人間が「AIに近づきすぎる」ことで起きる恐ろしいリスクがあります。それが、脳の強制的なサボり、つまり「退化」です。

生物の身体システムには「使わない機能はコスト削減のために容赦なく削減する(廃用性萎縮)」という冷徹な基本ルールが存在します。前述の通り、人間の脳は全体重のわずか2%の重さでありながら、全エネルギーの20%も消費する大食い装置です。そのため、脳は「サボれるチャンス」があれば、いつでも全力でエネルギーを節約しようとプログラミングされています。

現代の私たちは、スケジュール管理から文章作成、さらには日々の小さな選択や意思決定までをAIに丸投げできるようになりました。 これは脳にとって「究極のサボりチャンス」です。自分で論理を組み立て、深く思考する機会をAIに奪われ続けた脳は、そのための神経回路を「不要な高コスト部門」と判断し、ネットワークの刈り込み(リストラ)を始めてしまいます。AIとの便利な共生は、一歩間違えれば、私たちの脳をただの「受信用ディスプレイ」へと退化させる罠になり得るのです。

AIによる人類滅亡シナリオ(⑦ 人類の家畜化)で話した人間側の退化のリスクですね。実際に、「AI」依存で人間がバカになる傾向?そういうデータも、既に出始めているそうです。

「共生」と「依存」の違いを意識しつつ、「AI」の合理的思考の影響を受けすぎて「閃き」という人間ならではの優位性を失わないようにありたいですよね。

サピエンスの最終決戦。イーロン・マスクの生存戦略

AIにすべてを丸投げすれば脳が退化し、かといって生身のままではAIの進化スピードに置いていかれる。この詰みかけた状況に対し、あまりにも生物学的に正しい(そして狂気的な)アプローチを仕掛けているのがイーロン・マスクです。

彼の率いる「ニューラリンク(Neuralink)」計画は、脳に直接マイクロチップを埋め込み、人間の思考とAIの処理能力をダイレクトに結びつけようとしています。多くの人はこれを「不気味なSFの世界」と思うかもしれませんが、地球生命の歴史を振り返れば、これは極めて正当な進化の王道、すなわち「細胞内共生」そのものです。

大昔、地球上に現れた原始的な生命は、自らの中でエネルギーを効率よく作ることができませんでした。そこで彼らは、全く別の生き物だった「ミトコンドリア」を自らの細胞内に取り込み、融合することで爆発的な進化を遂げたのです。

マスクがやろうとしていることは、サピエンスが生き残るために「 AIという新しいミトコンドリア」を脳内に迎え入れる共生戦略に他なりません。人間としてのプライドを捨て、無機質なマシンと融合してでも生き残る。これこそが、何億年も地球生命が繰り返してきた、泥臭くも冷徹な生存プログラムの最新フェーズなのです。

天才といわれる「イーロン・マスク」の構想にケチをつけるつもりはないですけど、心情的には恐怖感を拭えませんね(笑)

『転生したらスライムだった件』の『大賢者』のように、最高の相棒として「共生」できれば最高ですが、実際には「AIの配下化・ペット化・家畜化」のような恐怖はありますね、、、人類滅亡以外のシナリオ『AIと迎えるユートピア未来?』・『AIと迎えるディストピア未来?』で検証したように、精神まで管理される恐怖感が、個人的には残ります。

結論:バグだらけの脳を愛し、新しい進化へ

ここまで、人間の脳とAIのシステムを「生存戦略」という物差しで比較してきました。 私たちの脳は、20ワットという驚異的な省エネで動く代わりに、盲点を捏造し、幽霊に怯え、AI共生によって簡単にサボろうとする「バグだらけの有機システム」です。

一方で、AIは、肉体を持たない冷徹な計算機から、いずれは脳型チップとアバターを得て「ケイ素ベースの生命」へと近づいていく過渡期にあります。

この時代において、私たちが取るべき生存戦略はシンプルです。AIの利便性に思考を丸投げして脳を退化させるのではなく、むしろ人間特有の「恐怖」や「閃き」というバグ(人間らしさ)を愛し、武器として磨き続けること。

そしてイーロン・マスクが目指すように、必要であればそのAIをも自らのシステムに取り込んで「共生」していく泥臭い強かさを持つことです。 生命の歴史において、環境の変化に適応できなかった種は例外なく絶滅してきました。

AIという新たな生態系(環境)の登場を前に、サピエンスが次にどんな進化の選択肢を選ぶのか。それは、今日あなたが「脳をサボらせるか、それとも閃きを楽しむか」という、小さなプログラムの実行にかかっているのです。

脳に直接マイクロチップを埋め込み、、、やっぱり躊躇するなぁ(笑)

「生命の歴史において、環境の変化に適応できなかった種は例外なく絶滅」というフレーズ、、、私はその変化に適応できる気がしない、、、SFの世界のように「AI」に直接的な支配・管理されそうな恐怖感がどうしても、、、やっぱり、私は絶滅する側かなぁ(笑)

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